どんなに忙しくても本だけは読んでいる。
多分本を開かない日はないくらい。
何かを勉強しているわけでもないし、読んだことが何かに生きているという実感もなく、ただ漫然と毎日読んでいる。
煙草とか晩酌みたいなものなのかもしれないな、
今はちょうど高山なおみさんの日記シリーズ、『帰ってきた日々ごはん③』を読み終わったところ。
この日記が、ゆるくてとてもよい。
少女がそのまま大人になったみたいな瑞々しい感性が溢れていて、全然理屈っぽくなくて、自然体で。
滞った空気を入れ替えるような気持ちで読んでいる。
①から順に読んでいるとかでもなく、読破しようとしているとかでもなく、読んでないものを見つけた時になんとなく手に取って、のんびり読み進めながら、気に入った言い回しをノートに書き写したりして楽しんでいる。
そんなゆるいスタンスが、この日記にはちょうどいい。
思えば、エッセイではなくて日記をこれほど長年を出版し続けているというのはすごい。
阿久津隆さんと高山なおみさんくらいじゃないだろうか。
そういえば阿久津さんは読んだことなかったな。
今度読んでみようかな。